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人工芝を種類で選ぶ方法

人工芝とはどんなもの

人工芝はポリプロピレンやポリエチレンなどを原材料とした芝です。
管理のし易さや見た目の良さなどから、動物園や遊園地などのテーマパークや公園などに用いられてきましたが、
昨今は個人のお庭へも利用することが増えています。
近年ではリアル人工芝という、天然の芝と見違えて仕舞う本物そっくりの人工芝が作られています。
ポリプロピレンは材料の中でも最も古く、加工のし易さやイニシャルコストも安いので国内でも多く使われています。ポリエチレンは耐摩耗性や耐久性がポリプロピレンより優れ、
イニシャルコストはやや高めになりますが、ランニングコストを含めた長期的費用の面では此方が有利です。

人工芝の形状による種類

形状による種類では、スプリットヤーン・モノフィラメント・モノテープヤーンが人工芝を代表するものとなります。
スプリットヤーンはテープ状のフィルムに切り目を入れて製造された芝です。
スプリットは分割や分裂を意味し、大量生産されているので費用は安くなります。
難点としてはモノフィラメントと比較すると、磨耗性や耐久性が劣ります。
モノフィラメントは原料を押し出して製造したもので、芝の回復性に優れていますが、ゴムチップ等の充填剤が飛散し易くなっています。
モノテープヤーンはスプリットヤーン同様テープ状のフィルムから切り出しますが、外観はモノフィラメントと似ています。

人工芝の専門用語について

人工芝を使用するとき使われる、専門用語を知っているとなにかと便利です。
パイルは毛羽のことで、芝の葉の部分を指しています。
人工のものでは2タイプの材料を使い、天然に近い風合いを出します。
主パイルと副パイルがあり、主パイルは外観を作ります。
縮れのない真直ぐなパイルで、2色以上のパイルを使うことが多く、より天然芝に近いイメージを作り出します。
副パイルは縮れたパイルで天然芝のクッション性を表わす部分で、倒状の場合に再現性を高める効果を持っています。
枯葉の色合いを混ぜたり、複数の色を使用してリアルな仕上げを行います。

人工芝の丈夫さを決める

基布は主パイルと副パイルを編みこむ土台の生地で、材料となるのはポリプロピレンが殆どですが不織布が一体となっていることもあります。
基布によって丈夫さが変わり、2層構造以上になっているものでないと10年目安の耐久性は見込めません。
ですが、単層のものならば、廉価でご購入いただくことが可能です。
ステッチは縫い目のことを指し、1mに針穴が何個あるかは商品によって異なります。
景観用であればステッチ数が多い方が良いでしょう。
タフト数(密度)は1つの穴から出ている芝の葉の束のことで、1平方当たり打ち込まれている針の数と同じ意味を持っています。
数は大きい方が目がより細かくなり、見た目もよい人工芝となっております。

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