緊急事態宣言やまん延防止措置によって、気軽に出かけられない日々が続いています。
しかし気候は穏やかで、こんな季節にはバーベキューを楽しみたい!と思う方も多いでしょう。
自宅の庭やベランダでバーベキューをしたい、でも人工芝を敷いてしまっている…
そんな方に向けて、人工芝の上でバーベキューをする方法をご紹介します。
熱に弱い人工芝ですが、しっかり対策をすれば被害を最小限に抑えることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
「人工芝は熱に弱いから、人工芝の上で火気を扱ってはいけない」その通りです。
人工芝の素材であるポリエチレン・ポリプロピレンなどは熱に弱く、バーベキューの火の粉が落ちてしまったり、熱源が近すぎたりすると人工芝が溶けたり焦げたりしてしまいます。
難燃性のため燃え広がってしまうことはないので火事の心配はありませんが、せっかくのきれいな人工芝が溶けたり焦げたりするのは嫌ですよね。
また、バーベキューの油が芝に飛んで汚してしまったり、食べ物を落としてベタベタにしてしまったりする可能性もあります。
こうした点から人工芝上でのバーベキューは推奨しません。
しかし、人工芝を守る対策をすれば、ある程度リスクを下げることができます。
人工芝を守るために、バーベキューをする際には次の対策をとりましょう。
耐火シートとは、難燃素材のガラス繊維からできているシートで、火の粉が落ちたり高温になったりする環境で発火や発煙を防ぐことができます。
人工芝の上にこの耐火シートを敷き、バーベキューコンロを使用すれば芝が熱で溶けてしまうことを防げますし、万が一炭を落としてしまっても安全です。
人工芝の上でバーベキューをするならマストアイテムです。
天然芝やベランダでバーベキューする際にも敷いた方がいいので、頻繁にバーベキューや焚火をする方は1枚買っておいた方が良いかもしれません。
バーベキューコンロが地面に近いほど、人工芝に熱が近くなります。
熱に近ければ、溶けたり焦げたりするリスクが高まるので、なるべく離しましょう。
そのためには脚の高いバーベキューコンロを使うことがおすすめです。
脚の高いバーベキューコンロを利用する際は、倒れてしまわないように平らな場所に置くようにしましょう。
もしくはテーブルの上で卓上コンロを使用するのも良いです。
卓上コンロを使う場合、準備や撤収作業も楽ですし、テーブルを囲みながらワイワイ楽しめるのでなかなかおすすめ。
バーベキューテーブルを利用するのも◎。
バーベキューといえば炭火と考える方も多いと思いますが、バーベキューの本場アメリカではガスグリルが主流だそう。
ガスグリルなら炭のように火の粉が舞ったり、炭を誤って落としてしまったりする心配がないため、人工芝の上でも安心して利用できますし、準備・片付けが楽というメリットもあります。
炭火にこだわりがないのであれば、ガスや電気式バーベキューコンロを利用しましょう。
人工芝の上でバーベキューをする際の対策をご紹介しましたが、可能な限り人工芝の上で火を使うことは避けましょう。
タイルテラスや駐車スペースでバーベキューコンロを使い、食べるときだけ人工芝の上に行くという方法も一つの手です。
人工芝の上よりも、タイルテラスや駐車スペースのほうが地面がしっかりしているので、コンロが倒れる心配がありません。
また小さなお子様がいる家庭では、バーベキューコンロの近くにお子様がいると危ないですから、芝の上で遊びながら焼けるのを待ってもらった方がいいかもしれません。
火の粉や炭の対策をしても、バーベキューの油がはねてしまったり、食べ物を落としてしまったりして芝を汚してしまうことはあると思います。
汚れをそのままにしてしまうと、ベタベタになってさらにゴミを集めたりして人工芝が痛んでしまうので、人工芝を汚した場合は、濡らした雑巾で拭きとるか、水道水で洗い流しましょう。
油汚れが落ちない場合は雑巾に中性洗剤をしみこませて拭きます。
決してお湯を使わないようにしてください。
人工芝は熱に弱く、それは火でなくてもお湯も同じです。
油汚れは洗剤と水を使って落とします。
また、水で流す際も水圧が高いと芝が痛んでしまうので、シャワー状にして流してください。
人工芝の上でバーベキューをする際の対策方法をご紹介しました。
対策さえすれば、人工芝の上でバーベキューを楽しむことは可能ですが、芝が溶けたり焦げたりして痛むリスクと、油汚れや飲食の汚れリスクは避けられません。
正直、耐久面や景観面から、人工芝の上でのバーベキューは推奨しません。
しかし、家族や友人とバーベキューを楽しむことも大切だと思いますので、どうしてもやる場合は本記事の内容を参考にしてみてくださいね!
リスクはつきものですが、ある程度下げることはできます!
リスクを下げてバーベキューを楽しんでください(^^)