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20代に職人になるのはアリ?3つのメリットとデメリット

若い人の中には手に職をつけて自分らしく生きていきたいということから、職人を目指す人も増えていると言われています。

本記事では、20代で職人になりたい人向けに、職人になるにはどうすれば良いのか、20代から職人になる3つのメリットとデメリットについて紹介したいと思います。

そもそも職人とは?

職人とは、自分が身につけた技術によってモノづくりやサービスを提供する職業の人の総称です

主に工業的にモノづくりをする人のことを指すことが多いのですが、建築・建設分野の大工・左官・庭師(園芸や人工芝施工など)なども職人ですし、伝統工芸品・陶磁器などをつくる職人もいます。

また、食品分野でも寿司職人や和菓子職人などは職人と呼ばれます。

20代で、職人になるにはどうすれば良いの?

職人の種類も多種多様なため、どのような分野の職人になりたいかによって、なり方が変わります。

ただ現在は、「企業や工房に就職する」「専門学校で技術を学ぶ」という方法で、職人としてのキャリアをスタートさせることが多い傾向があります。

【方法1】技術系、芸術系の企業に就職する

職人になるための方法として一般的なのが、自分がなりたい職種の職人がいる工房や企業に就職する方法です。

ただし、企業に就職する訳なので、自分の希望する職種につけるとは限りません。

企業の求人情報などを検索して、募集している職種、必要な経験や資格、その他の条件について問い合わせる必要があります。

【方法2】専門学校や大学などで技術を習得する

職人になるために必要な技術を、高等専門学校や大学、専門学校で学ぶ方法もあります。

技術を学んだ後に、それぞれの専門企業に就職し、その技術を磨き、活かしていくことになります。

学校や大学の場合、企業から様々な求人が届いたり、就職支援なども積極的に行っているので、20代から職人になりたい場合は、高校や大学のうちから、学校で基本的な技術を習得してから就職するケースが多いようです。

【方法3】師匠(親方)に弟子入りする

あまり多くはありませんが、職人になるために、師匠(親方)に弟子入りする方法があります。

これは、特に伝統工芸品や焼き物など、職人の家に生まれた子供が、世襲によって技術を受け継いで職人となることもありますが、血縁でない人が弟子入りして職人になることもあります。

弟子入りすると、師匠(親方)の下で修行をしながら技術を身につけて、一人前の職人を目指します。

このような方法を「徒弟制度」と言いますが、業種や師匠(親方)の育成方針などの違いによって、一人前になるまでにかなりの年数がかかることもあります。

20代に職人になるメリット

次に、20代に職人になるメリットについて紹介しましょう。

もちろんいろいろなメリットが考えられるのですが、ここでは代表的な3つについて紹介します。

【メリット1】成長の可能性を見て採用されやすい

30代や40代になると、即戦力としての職人スキルを求められる場合が多いですが、20代の場合は、特に職人スキルがなくても成長の可能性を見て採用されやすい、というメリットがあります。

【メリット2】若く元気なうちから技術を習得できる

肉体労働系の仕事が多いので、若く体力がある20代のうちから、技術を学び、磨いて行った方がスムーズに技術習得ができます。

30代〜40代になると、やはり20代に比べると体力が落ちてきますから、技術習得も遅くなりやすい傾向があります。職人を目指すなら、若いうちからがおすすめです。

また、職人として一人前になるためには早くても10年と言われています。

そのため、若いうちから技術を習得した方が、30代〜40代と若いうちに大きな仕事を任されたり、親方や師匠になれる可能性も高くなる、というのもメリットの1つです。

【メリット3】他の職種に比べて給料が良い

肉体労働系の仕事は、一般的な20代会社員給料よりも高い傾向があるのもメリットの1つです。

もちろん、職人の仕事は多種多様ですから、職種によって給料はまちまちです。低い場合もあります。

しかし、肉体労働系の仕事はオフィスワーク以上に、働く時間などがはっきりしていますし、残業代がしっかり出ます。

また、危険度に対する手当や夜勤など時間外手当、職能による手当など基本給にプラスされるものが多いので、同年代よりも高い金額になりやすいのです。

20代に職人になるデメリット

一方で、職人になるデメリットもあります。主に次の3つです。

【デメリット1】一人前になるまでに時間がかかる

これは、職人だけに限ることではなく多くの職業に当てはまることですが、特に職人の場合は、数年~十数年の下積みや見習い期間が必要と言われます。

多くの場合、下積みや見習い期間中の給料は少ないことが多く、しかも師匠(親方)や先輩たちの指示には逆らえません。

そして、やっと一人前になったとしても、技術にはゴールというものはありませんからその後も技術を磨いて行かなくてはなりません。

【デメリット2】身体を壊すと仕事ができなくなる

職人は、病気や怪我などで身体を壊すと仕事ができなくなり収入がなくなります。

これも職人だけに限らないのですが、会社員の場合は軽い不調の場合は同僚にフォローしてもらったり、負担の少ない職場に異動させてもらったり、療養のために休暇を取ったりして、回復後に復職することができます。

しかし、職人の場合は、病気やけがをした人には仕事の依頼が来なくなりますし、回復したとしても一旦離れてしまった顧客が戻ってくることは少ないでしょう。

もし弟子がいる場合でも、技術が未熟な場合は自分の仕事をすべて任せてしまうわけにはいきません。

職人は体力や忍耐力が必要な仕事でもあるので、他の人よりも健康管理は徹底する必要があります。

【デメリット3】職人以外の仕事に就くのが難しくなる

職人は良くも悪くも技術1本勝負な仕事です。

そのため、途中で普通のオフィスワーカーになろうと思っても、オフィスワーカーとしてのPCスキルなどが乏しく、他の職種への転職が難しいというデメリットがあります。

ただし、これは本人の努力次第でどうにでもなります。

一人前の職人になるには時間が必要!20代から行動を起こすことが必要!

ここでは、メリットやデメリットを中心に、20代で職人になるのはどうなのか、またどうすればなれるのか、などについて解説しました。

職人として一人前になるためには、修行をして技術を身につける必要がありそれなりの年月がかかります。

将来は独立して働きたいという希望を持っていればなおさらのことですが、職人を目指すのであれば、20代の早い時期から行動を起こした方が良いと言えます。

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