人工芝は手入れが必要ないと言われており、そこが天然芝との大きな違いです。
ですが、実は、人工芝も最低限の手入れは必要なんです!
定期的な手入れで長持ちの加減が変わってくるので、なるべく長く使いたいという方は、メンテナンスをしてみる良いでしょう。
この記事ではブラシを使った人工芝の手入れ方法をプロ目線で解説していきます。
人工芝の手入れ方法を知りたい方、人工芝を敷いている方、人工芝に興味がある方は是非参考にしてみてくださいね!
※人工芝の手入れや掃除の方法をまとめて知りたい人は以下の記事もどうぞ
人工芝の手入れはブラシを使って行います。
ホームセンターやネットで探すと、人工芝用のブラシは売っていますが、小スペースならそんな特別なものを使わなくてもいいんです。
床掃除でよく使われる「デッキブラシ」で十分OKです。
デッキブラシの中でもナイロン製のものがちょうどよい硬さでおすすめ。
天然素材のシダ製だと柔らかすぎて、人工芝をブラッシングできないので要注意です。
プロは普段ブラッシングマシンを使っていますが、マシンを入れることが出来ない狭いスペースではデッキブラシを使用しています。
「本当にデッキブラシで大丈夫なの?」と疑わしい人も大丈夫、プロも使用しています!
また、機能面ではデッキブラシで十分なのですが、広範囲の場合はデッキブラシでは少し大変な作業になります。
そこでおすすめなのが、人工芝用のデッキブラシやパイル起こしブラシと呼ばれているものです。
これなら幅が広いので、広いお庭でも楽に使うことができます。
デッキブラシ、または人工芝用のデッキブラシで行っていきます。
そんなに難しいことではありません。
芝目に逆らって芝を起こすようにブラッシングしていくだけです。
人の出入りが多い場所や重いものを置いている場所は、芝生が倒れやすくなっているので、そうした場所は気づいたときにブラッシングしてあげると良いです。
可能なら、重いものを人工芝の上に置かない方がいいのですが、ガーデニングのために植木鉢を置いている人は少なくないと思います。
そうした場合、定期的に植木鉢の位置を変えてあげると、人工芝のダメージが分散されるので、一部分だけ痛みが激しいという状況を防ぐことができます。
デッキブラシを使った手入れの頻度ですが、人工芝全体の芝起こしは半年に1回程度でOKです。
ただし、芝が寝てしまいやすい場所、例えば人の出入りが激しい庭の入り口や、植木鉢など重いものを置いている場所は、半年という頻度に縛られずに、気づいたときにブラッシングしてあげると良いでしょう。
芝を寝かしっぱなしにするよりも、ふわっと立ち上がらせてあげた方がフカフカ感は長持ちします。
人工芝の手入れに、デッキブラシ以外にあると良い道具を解説します。
ほうきは人工芝の上のゴミを取り除くために使います。
特に竹ぼうきは人工芝の上の落ち葉を取り除きやすいのでおすすめです。
落ち葉が細かくなってしまうと人工芝の奥へ入ってしまい取り除きにくくなるので、なるべく気づいたときに掃除するようにしましょう。
落ち葉が細かくなってしまった場合など、より細かいゴミは掃除機で吸ってしまいましょう。
コンセントが近くになくても使えるコードレスの掃除機がおすすめです。
砂を吸う場合もあるので、吸ってしまっても大丈夫か先に調べておきましょう。
また、雨の後などは水を吸ってしまい掃除機が壊れてしまう恐れもあるので、使うタイミングに注意してください。
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ブロワーは人工芝の上のゴミや落ち葉を風で吹き飛ばすものです。
種類によってはゴミや落ち葉を吸うことができるので、お庭が広い場合は竹ぼうきや掃除機なんかよりだいぶ役に立ちます。
お庭が広い方、こまめに掃除できない方におすすめです。
人工芝の上でピクニックをしたり、バーベキューをしたりした場合、食事の汚れが気になりますよね。
また、ペットがフンをしてしまった時に衛生的に気になることもあるでしょう。
そんな、人工芝を汚してしまった時の手入れ方法を解説します。
まずは食べこぼしを取り除き、タオルなどで水拭きすれば大丈夫です。
飲み物をこぼしてそのままにしておくと、後からベタベタして余計にゴミがまとわりついて取れなくなってしまいます。
なるべく、こぼしたらすぐに拭きとるようにしましょう。
また、人工芝は水洗いOKなので、ホースで水をかけて丸洗いしても良いです。
そもそも、人工芝の上でバーベキューをすると人工芝が溶ける恐れがあるので、推奨はできません。
もし、お庭でバーベキューをするなら、耐火シートの上でやるか、炭火を使わないガスコンロなどを使うなどしてください。
他に、庭の一部をタイルデッキにしてバーベキューや花火を楽しむスペースにするのも良いですね。
こうしてバーベキューを楽しめるわけですが、ベタベタした油汚れが人工芝についてしまった場合、水拭きだけでは取れません。
水拭きだけで汚れが取れない場合、食器用洗剤など中性洗剤を布巾などに染み込ませて人工芝を拭き、最後に水拭きや水洗いで仕上げれば汚れが綺麗に落ちます。
人工芝の上にペットが粗相してしまった場合や、野良猫がフンをしてしまった場合、まずはフンを取り除き、人工芝は水で丸洗いしてしましょう。
フンの臭いが残っているとトイレと勘違いして何度も同じ場所にしてしまうので、水洗いの際にフンが残らないようにしっかり洗います。
もし汚れがひどい場合は中性洗剤を使って洗いましょう。
お子さんがいるご家庭や素足で過ごしたい方にとって、汚してしまった後や、ペットがフンをしてしまった後などは衛生面が心配だと思います。
消毒する場合は、薄めた漂白剤や消毒用アルコールを使用してください。
人工芝に熱は厳禁ですので、熱湯で消毒は絶対にやめてくださいね。
芝が溶けて変形してしまう恐れがあります。
ブラシを使った人工芝の手入れ方法と、その他に持っていると良いもの、掃除方法などをご紹介しました。
汚してしまった場合や、落ち葉が溜まった場合は掃除をする方がほとんどだと思いますが、ブラシを使ったお手入れは頻度も少ないので意外と忘れがちです。
しかし、やるのとやらないのでは人工芝の寿命に関わってくるので、長持ちさせるにもぜひ試してみてください。
見た目も良くなるので、おすすめですよ!