人工芝の施工で一番重要な作業が整地作業です。
整地作業には転圧機を利用しますが、建設や土木作業に関わらないと転圧機なんて利用したことありませんよね。
この記事ではDIYで転圧機を使って整地する方法と、利用する際の注意点を紹介します。
重機ですので、ある程度のリスクもあります。
注意点とリスクを知って、自己責任で転圧機を利用しましょう。
整地作業は、人工芝を地面に敷く前に行う最も重要な作業。
人工芝を施工する前には、雑草や石を取り除き、場合によっては下地材を使いながら地面を平らにし、トンボや転圧機を使ってしっかり踏み固めていく必要があります。
この「地面を平らに固める」作業を【転圧】と呼び、人工芝にとって重要な作業!
もしボコボコの地面に人工芝を敷いてしまった場合、見た目も悪いですし、人工芝の寿命を早めてしまう原因にもなってしまいます…
人工芝の継ぎ目から雑草が生えてきたり、水たまりができて水はけが悪くなりカビが生えてしまったりするのです。
せっかく敷いた人工芝を無駄にしないように、特に整地作業はしっかり行う必要がありますよ!
転圧機は、ローラーやランマーなどの力で土を締め固める事ができる機械です。土砂に強い力を加えて空気を押し出すことができるため、粒子の密度がグッと高くなり、頑丈で平らな路盤づくりをする際に役立つマシンなのです(^^)
以下の記事では転圧機をレンタル可能なホームセンターを3つ紹介しています。
個人でレンタルする場合の目安料金も紹介してますので、併せて読んでみてください!
整地作業は基本的には転圧機を使って行います。
転圧機は個人でもレンタルなどができ、利用可能な機器なので、これからDIYで人工芝を施工を本格的にやりたいという方は、転圧機の使い方を知っておきましょう。
転圧機と言っても、ランマ―、プレート、ローラーと様々な種類があります。
DIYで使いやすいのは転圧プレート(プレートコンパクター)です。
重量は40㎏~60㎏の小型で十分です。
これ以上のものだと扱いが難しく、小回りが利きませんので、DIYには小型のものを使います。
購入しようとすると5~20万円するので、レンタルがおすすめです。
ホームセンターや重機レンタル会社なら1日1,000~4,000円で借りられます。
自宅まで運搬するために車も用意しましょう。
転圧プレートはなかなか重量があるので、積み下ろしを手伝ってくれる人がいた方がいいかもしれません。
転圧機はガソリンで動きます。
レンタルすれば燃料が入った状態で貸してくれると思いますが、ない場合はガソリンスタンドに持ち込み給油してもらいましょう。
ガソリンを入れたら、以下の手順でエンジンをかけて動かしていきます。
1:燃料コックを開く
2:エンジンスイッチをオン
3:チョークレバーを閉じる
4:始動ノブを引いてエンジン始動
5:チョークレバーを開く
6:アクセルレバーを開くと前進する
上記1〜6の作業が終わったら以下の手順で停止させます。
1:アクセルレバーを閉じる
2:エンジンスイッチをオフ
3:燃料コックを閉める
転圧機の動かし方を理解したら、次にやるべきは転圧機を使った整地作業の方法を知ることです。
まず、大前提として整地作業を転圧機で行う場合、水を含んだ地面は転圧で均すことはできないので、必ず晴れた日に実行しましょう。
晴れた日に以下の1〜3の要領で整地作業を行っていきます。
1:雑草、石を取り除く
2:転圧機で地面を固める
3:下地材を使う場合は下地材(山砂)を追加して軽く転圧する
転圧機を使う前に雑草や石は取り除いておきましょう。
なぜなら、雑草は根から取り除かないと、後から人工芝を押し上げて生えてくることがあるためです。
雑草や石などの障害物をどかしたら転圧機を起動させ、地面を固めていきます。
仕上がりに影響するので、偏りがないか注意しながら行います。
全体を転圧し終わったら、下地材を使う場合は追加し、平らに均したら軽く転圧します。
これで整地作業は完了です。
転圧機は重機ですので、誤って足を挟んでしまえば重大な事故につながります。
利用するときは必ず安全靴(つま先にプロテクターが入った靴)を履きましょう。
また、かなり重いので運搬するときの荷台の積み下ろしには十分気を付けてください。
無理に1人で行わないことも大切です。
また、転圧機は音が非常にうるさいので、近所迷惑にならないよう、事前に周知することも忘れずに。
DIYで転圧機を使って整地する方法をご紹介しました。
転圧機を使えば自分で整地作業をすることは可能ですが、やはりさまざまな条件の人工芝施工を行ってきている、プロの完成度には劣ります。
個人で「転圧機使ってやってみたけどうまくいかなった」「自分で整地して人工芝を敷いたけど貼り直したい」こうした事例は多いです。
自信がない場合は無理に転圧機を使わず、すべて業者に任せるのも一つの手です。
プロの仕上がりのほうが、断然きれいで楽に施工が完了するので、転圧機を使う前に今一度検討することをおすすめします。