庭に雨水桝がある場合、人工芝をそのまま敷くわけにはいきません。
だからと言って円形にくり抜くにはどうしたらいいのか…と迷ってしまう方も多いと思います。
そんな方向けに、今回は人工芝を綺麗な円形にカットする職人の技術をご紹介します。
この技術をマスターすれば、円形だけではなく、好きなデザインに切り抜くことに応用もできます。
DIYでも簡単にできるので、ぜひ参考にしてみてください。
人工芝のカッティング作業は、人工芝を仮敷きする際に行います。
人工芝のカットはスペースを使うので、順序に従って行わないと後の工程で邪魔になってしまいます。
さっそく人工芝を敷いてカットしてみたいところですが、まずは下地施工からしっかりおこなっていきましょう。
人工芝の施工手順は次の通りです。
除草は手作業でも除草剤でもどちらでもいいですが、完成した人工芝の上で遊ぶ予定がある方は、薬剤を使用した除草は避けた方がいいかもしれません。
雑草と小石を取り除いたら、次は整地作業です。
人工芝施工で整地作業は重要です。
なぜなら、しっかりした土台が出来ていないと、完成後の人工芝が凸凹して見栄えが悪いだけでなく、水たまりによって人工芝が傷んでしまうからです。
水はけの悪さは、人工芝にとっては最大の敵とも言えます。
なぜなら、人工芝の寿命を縮めるだけでなく、カビの発生、虫の温床になってしまう可能性があるからです。
DIYでは岩瀬砂(真砂土)を2cm撒いて、トンボで均し、柄の部分やコテ・レンガなどで叩いて転圧していきます。
転圧機があればそれを使っても構いませんが、DIYでは敷居が高いので、トンボやコテ・レンガでパンパン叩くのがおすすめです。
整地作業が終わった庭に防草シートを敷いていきます。
仮敷きをして、後からカットしていきます。
防草シート同士は5cmくらい重ねて敷くと、より効果的です。
この際、雨水桝の部分は切り取っておきましょう。
10cmぐらい余分を持たせて、庭のサイズに合わせて人工芝をカットしておきます。
カラーペンで目印をつけ、思い切ってカットしましょう。
人工芝の継ぎ目はジョイントテープを使用して張り合わせます。
人工芝の詳しい敷き方は以下でご紹介しているので、参考にしてください。
人工芝施工をする前に、まずは材料を揃えなくてはなりません。
作業を始める前に、庭の面積をスケールで測って、何メートル×何メートルなのかチェックしておきましょう。
その際、注意したいのが、人工芝には向きがあるということです。
芝の向きが揃っていないと、離れてみた時に色が違って見えるので大変見栄えが悪く、いかにも敷き物感が出てしまうのです。
人工芝1枚で完了できるなら良いですが、そんな都合がいい庭はありません。
必ず人工芝が同じ向きになるようにして、必要な人工芝を計算しておいてください。
人工芝のカットに使用するものは、次の道具です。
カッターは、刃が大きめで丈夫なものがおすすめです。
ハサミもキッチンバサミのような大きめのものが良いでしょう。
人工芝のカッティングはカッターが基本で、あまりハサミは使いません。
しかし、細円形にカットする場合、ハサミの方が切りやすいので、ハサミもしっかり揃えておきましょう。
定規やカラーペンはガイドのために使用します。
カッターの刃を逆にしてケガキ(印)を入れても構いませんが、慣れていないなら無理せずにカラーペンを用意してください。
人工芝を切るときに、表面を見て切りたくなってしまいますが、基本的に裏側から切ります。
表面を切ってしまうと、一緒に芝部分も切ってしまう可能性があるからです。
美しい仕上がりにしたいなら、裏側から切りましょう。
また、カラーペンで目印もできるので、裏側からの方が正確に切ることが可能です。
綺麗な曲線にするのが難しい円形は、型紙を用意しましょう。
段ボールなどを、切りたい形にして型紙を作っておきます。
型紙をガイドにし、くり抜きたい場所に当ててカッターでカットすれば簡単に円形にくり抜くことができます。
これは円形以外にも代用できるので、好きな形に切り抜きたい場合にやってみてください。
綺麗に人工芝をくり抜けていれば、雨水桝の上に貼ることもでき、見た目が良くなります。
もし型紙を忘れてしまった場合、円形の中心から十字に切り込みを入れ、1/4ずつ切り取って円形にくり抜きましょう。
少しずつ切っていけば綺麗に円形になるので、型紙がない場合はこちらを実践してみてください。
人工芝のカット技術は円形に切る他にもあります。
人工芝の端っこには芝が生えていない部分があります。
これが人工芝の耳と呼ばれる部分です。
初めてDIYをする場合に忘れがちなポイントと言えますが、この部分をカットして切り落とさないと景観が台無しになってしまいます。
必ず人工芝の耳を切り落としましょう。
壁際の人工芝の端は、なるべくピッタリになるようにカッティングします。
隙間が出るのを恐れて長めに切りがちですが、それでは見た目が良くありません。
1~2cmでも壁を上るように芝が生えていたら不自然です。
そのため、職人はピッタリになるように人工芝をカットしています。
人工芝のカットで大切なのは、思い切りよく切っていくことです。
躊躇いながら切ってしまうと曲がってしまったり、切り口が汚くなってしまったりします。
切るときは思い切りよく切っていくのがおすすめです。
また、裏面が固くてうまくカット出来ないという場合は、温度が上がるとゴムが柔らかくなって切りやすくなります。
この記事では、綺麗な円形にカットする方法、人工芝のカッティングについてご紹介してきました。
綺麗に円形にカットするのは確かに難しい技術です。
小さな円形なら型紙でなんとかなりますが、大きな曲線な場合、経験がものを言います。
ご自身で難しそうだと感じたら、無理せず施工会社にお任せするのも一つの手です。
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