草むしりに最適なタイミングや、逆に草むしりをやってはいけない日があることをご存知でしょうか?
庭がある家では、しばらく手入れをせずに放置していると雑草が生えてきて見栄えが悪くなりますよね。
いざ草むしりをしようと思っても、土が固くて根が残ってしまって、また同じところから生えてくることがあります。
どうせやるなら、最適なタイミングに効果的に草むしりをしましょう。
今回は、草むしりに最適なタイミングや、草むしりをやってはいけない日などについて詳しく解説します。
一般的に、草むしりに適したタイミングは「草が伸び切る前」と「雨が降ったあと」といわれており、雑草の成長周期に合わせて行うことが効果的です。
雑草が成長して伸びきってしまうと、草むしりをするにも大きな労力が必要になりますし、庭が広ければ一日では終わらず数日がかりになってしまうこともあります。
6~7月は雨が多く太陽の光も強くなって雑草がよく成長する時期です。
そのため、6〜7月の時期に雑草が伸びきる前に草むしりをすることが大切です。
6〜7月のタイミングで草むしりをすると、雑草が大きく成長しすぎるのを防ぐことができます。
草むしりは、土の中の根まで抜き取る必要がありますので、雨が降ったあとの土が柔らかくなっているタイミングで行いましょう。
だからといって、雨が降った直後は地面が濡れていて逆にやりにくくなるため、雨が降った日の2~3日後の晴れた日がおすすめです。
晴天が続いた後は、地面が乾燥して土が固くなってしまうため余分な力が必要になるうえに、土の中に根が残ってしまい、また雑草が生えてくることがあります。
雑草にも成長周期があるため、成長周期を考慮しながら行うとより効果的です。
一つは6~7月の雑草が伸びきる前のタイミングで、もう一つは冬場の雑草が枯れ始める時期です。
6~7月は梅雨時期で雨も多いため、土が柔らかくなっていることが草むしりに適している理由です。
また、冬場は雑草の生命力も衰えてくるため、根も弱くなってそれほど力を入れなくても抜くことができ、新しく雑草の芽が生えてくる可能性も低いためおすすめです。
一年草の雑草の草むしりは、発芽して大きくなる前の春先や秋ごろのタイミングが適しています。
代表的な雑草にブタクサやメヒシバがあります。
ブタクサやメヒシバは春先に芽が出るため、発芽したばかりであまり根が張っていない時期が狙い目です。
また、オオイヌノフグリやホトケノザなどは、秋に発芽するため、同様に根が張る前に草むしりをした方が楽に作業ができます。
ドクダミやクローバーなどの多年草の雑草は、一年草のように発芽時期に合わせて草むしりをする必要はありません。
多年草は根が残っているとまた芽が出てくるため、根を残さないように抜き取ることがコツです。
雨が降ったあとの土が柔らかくなったタイミングで行いましょう。
草むしりにおすすめの時期といわれているのは、雑草が成長しきっていない6~7月と、雑草の成長が遅い9〜10月、冬場の雑草の生命力が衰えている11月〜12月です。
年3回草むしりを行うのが難しい場合は、6月〜7月、11月〜12月にまとめて行うのがおすすめです。
草むしりをしてはいけないといわれているのは、「真夏日」と「土用の日」です。
なぜこの日に草むしりをしてはいけないのかについて、それぞれ詳しく説明します。
真夏日に草むしりをしてはいけない理由は、熱中症のリスクが高くなるからです。
真夏の炎天下は、直射日光の当たるところにいるだけでも汗をかいて熱中症になりやすいのに、長時間草むしりをするとほぼ確実に熱中症になってしまいます。
また、真夏日の夜も草むしりには適していません。
直射日光は当たりませんが気温が高いだけではなく、蚊などの害虫に刺されたりするリスクがあります。
そのため、真夏日に草むしりをするのは避けましょう。
年に4回ある土用の日にも草むしりをしてはいけないと言われています。
土用の日とは、土を司る神様が大地を支配する期間だと言われていて、この期間に草むしりをして土をいじると神様を怒らせてしまうということなのです。
はっきり言ってこれは迷信ですが、一応こういう話があるということも覚えておきましょう。
庭の草むしりは本当に面倒な作業ですが、ほったらかしにすると庭一面が雑草だらけになってしまいます。
草むしりをしなくても済む方法として、人工芝の施工があります。
人工芝を施工する前には、前作業として雑草を抜いて下地処理をしたあとに防草シートを敷くため雑草が生えにくくなるのです。
面倒な草むしりは、人工芝の施工によって卒業することができます。
今回紹介したように、草むしりには適したタイミングがあります。
行き当たりばったりでやるのではなく、雑草の成長周期に合わせて行うことで、効率的に草むしりをすることが可能です。
ただし、いくら効率的に草むしりを行っても草は成長周期に合わせて伸びていきます。
「めんどうな草むしりから解放されたい」と感じたら人工芝施工を検討しましょう。