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人工芝に水たまりができてしまう原因と対処法

せっかく美しく人工芝を敷いても水たまりができてしまうと、見た目も悪いですし、人工芝の上で過ごすことができなくなってしまいます。

今回は、人工芝に水たまりができてしまう原因と弊害、対処法をご紹介していきます。

これから人工芝を敷く方、人工芝の水たまりで困っている方は参考にしてみてください。

人工芝に水たまりができてしまう原因

人工芝に水たまりができてしまう原因は以下の5つです。

原因1:水はけが悪い土地に人工芝を敷いている

人工芝を水はけの悪い土地に敷いてしまうと水たまりができてしまいます。

水はけの悪い土地とは、土の質が粘土や赤粘土などの土地や、以前は田んぼや沼地だった土地、駐車場だった土地などです。

人工芝を敷くことで水たまりにふりそそぐ直射日光を遮ることになるため、水たまりが蒸発しにくくなります。

土地の水はけが悪いかどうかは、雨が降ったあとに水たまりができるかどうかで判断します。

水たまりができる土地に人工芝を敷いたら、水たまりができてしまうのは当然です。

原因2:地面が凸凹している

地面が凸凹している場所に人工芝を敷いても水たまりができてしまいます。

凸凹の原因は「小石や雑草が残っている」「整地が甘い」などがあげられます。

人工芝は平らな土地に敷く必要がありますが、地面が凸凹の状態で上から人工芝を敷いてしまうと凹んだ部分に雨水がたまり、水たまりの原因になってしまうのです。

原因3:人工芝の下に雑草が生えている

人工芝の下に雑草が生えていると、雑草がある箇所に水が集まって水たまりになってしまうことがあります。

雑草は水たまりの原因になるだけでなく、虫の隠れ家になったり、カビの原因になったりするだけではなく、人工芝の破損にもつながるので、人工芝を敷く前に除草を済ませておく必要があります。

原因4:人工芝の透水穴が小さい・開いていない

人工芝には通常、裏面に透水穴が開いています。

透水穴が小さすぎたり、穴が無い人工芝を使っていたりすると、雨や水が地面に流れにくいので、水たまりになってしまいます。

穴が開いている人工芝を使っていても、ゴミや落ち葉が穴に詰まってしまって水たまりの原因になることもあります。

原因5:保水性の高い人工芝(ナイロン)を使っている

ナイロン製の人工芝は、他の製品(ポリプロピレン・ポリエチレン製)よりも保水力が高く、水が流れていかないので、水たまりができてしまう原因になります。

まずは自分が使用している人工芝の素材をチェックしましょう。

ナイロン製の人工芝は値段が安価なので手軽に手に入りますが、水たまりができやすい商品です。

買い替える際は「ポリプロピレン製」または「ポリエチレン製」の人工芝を選びましょう。

人工芝に水たまりができることで起こる弊害

人工芝に水たまりができることで起こる弊害は以下の3つです。

弊害1:見た目が悪くなる

人工芝の最大のメリットは、お手入れせずに綺麗な見た目を保てることです。

しかし、水たまりができてしまうと見た目が悪く、本物の芝生に見えなくなってしまいます。

水たまりは人工芝の景観を損ないます。

弊害2:人工芝の寿命が縮む

人工芝の寿命は7~10年と言われていますが、水たまりができてしまうとその部分だけずっと濡れている状態になるため、人工芝の寿命が縮んでしまいます。

人工芝は紫外線に対しては強く作られていますが、ずっと濡れていることを想定して作られてはいないので、水たまりには弱いのが実情です。

水たまりになっている部分は脆くなりやすいので注意が必要です。

弊害3:カビの原因になる

人工芝がずっと濡れているとカビの原因になります。

ポリプロピレン・ポリエチレン製の人工芝でもカビてしまうので、濡れたままにしておかない方が良いのです。

水たまりはずっとジメジメした状態にしてしまうので、不衛生な状態が続いてかびてしまいます。

人工芝に水たまりができないようにする対処法

ここからは、人工芝に水たまりができないようにする対処法を解説していきます。

対処法1:人工芝を敷く場所を水はけ良くする

人工芝を敷く場所を水はけ良くしておきましょう。

山砂を投入すると水はけが良い土地にすることができます。

DIYで人工芝を敷く場合は、山砂を使用するようにしましょう。

対処法2:地面を整地する

地面を凸凹にしないために、平らにならしておきましょう。

雑草や小石を取り除いたら山砂を投入し、トンボなどを使って平らにならしていきます。

ならし終わったら、トンボの柄を使ってパンパンと固く締めていきます。

業者に整地を依頼すれば、転圧機を使ってしっかり固く締めてもらえるので、より綺麗に整地することができます。

整地だけ業者に依頼することも可能です。

対処法3:防草シートを敷く

人工芝を敷く前に、雑草防止のため防草シートを敷きましょう。

防草シートは、日光が地面に当たらないように遮るシートで、雑草の発芽や成長を抑えることができます。

人工芝自体の防草効果は低く、透水穴から日光が入り込んで雑草が成長してしまう例もあります。

人工芝を敷く前に防草シートを敷きましょう。

対処法4:透水性の高い人工芝を使う

人工芝の透水性が高いものを使用しましょう。

透水穴の間隔は10cmほどのものは透水性が十分あると言えます。

透水穴が小さすぎたり、穴が開いていなかったりするものは水たまりの原因になるので避けましょう。

対処法5:ベランダやコンクリートにはジョイント人工芝を使う

ベランダやコンクリートに人工芝を敷く場合は、ジョイント人工芝がおすすめです。

ジョイント人工芝の裏面はすのこ状になっているので水を通しやすく、コンクリートの上に流れた雨が排水されやすくなっています。

ジョイントタイプの人工芝はホームセンターや100円ショップなどでも販売されています。

手軽に手に入りやすいので、ベランダに人工芝を敷く際はチェックしてみてください。

対処法6:水はけマットを使う

水はけマットは人工芝の下に敷いてつかう、水はけが良くなるマットです。

人工芝を直接コンクリ―トに敷かないので通気性が高くなり、カビや変色を抑えることができます。

ただし、凸凹した地面には適していないため、ベランダやコンクリートの上などの平らな場所で使用するのがおすすめです。

水はけマットの上にロールタイプ人工芝を敷くとよりリアルに見えるので、広範囲に使う場合はジョイント人工芝よりも水はけマットが適しています。

対処法7:定期的にお手入れをする

透水穴がゴミや落ち葉で塞がってしまうと、水が流れないので水たまりができてしまいます。

定期的に掃除をすることで、穴を塞がないようにできるので、お手入れはしっかりと行いましょう。

こまめに行わなくてもいいので、落ち葉やゴミが目立ってきたらホウキで掃くくらいのことをすると水たまり対策になります。

水たまり対策は人工芝選びから!事前に対策しておこう

人工芝の水たまりの原因と対処法をご紹介してきました。

人工芝を敷いてしまってからでは対策はできないので、人工芝を選ぶところからしっかり対策をしていきましょう。

また、地面に敷く方法とコンクリートに敷く方法では少し対策が変わるので、自分に合った方法を試してください。

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