人工芝は人工に作られたものなので製品によってスピードは異なりますが、だんだんと劣化し、やがて寿命を迎えます。
そうした時に人工芝を交換するか、また新たなお庭造りをするか選ぶことになりますが、どちらにせよ寿命を迎えた人工芝を処分しなくてはなりません。
この記事では古い人工芝をどう処分すればいいのか、方法をご紹介します。
人工芝の素材はポリエチレン(PE)・ポリプロピレン(PP)などのプラスチックです。
特別に処理が必要なものではないので、ご家庭で処分する場合には30㎝未満なら燃えるゴミ、それ以上なら粗大ごみとして捨てることができます。
ロールタイプでも細かく裁断すれば燃えるゴミとして捨てることは可能ですが、大量に出すと粗大ごみ扱いになるので分割して捨てると良いでしょう。
地域によっては、プラスチックは不燃ゴミ扱いであったり、資源ごみ扱いであったりするため、詳しくはお住いの地域のルールを確認してください。
なお、ゴルフ場やテニスコートなど、事業として人工芝をゴミに出す場合には「産業廃棄物」扱いになるため、自治体の収集で処分することはできません。
産業廃棄物処分の業者に依頼して処分してもらいましょう。
人工芝を処分する際、まず剥がす作業をしなくてはいけません。
地面に敷いていた場合、U字ピンで固定していると思います。
U字ピンを抜けば簡単に剥がすことできますが、裏面に土が付着していることが…。
防草シートを敷いていた場合ならあまり付着することはありませんが、DIYで敷いた場合など直接地面と設置していると、上から踏み固められて人工芝の隙間までしつこくこびりついてしまいます。
土は自然物の扱いなので、ほとんどの自治体でゴミとして回収することができません。
土がこびりついた人工芝も回収してもらえないので、ゴミに出す前に水で洗い流して土を取り除いてください。
また、同様の理由で珪砂を充填剤として利用していた場合も回収に出すことはできません。
ベランダや屋上に設置した人工芝の場合、接着剤や両面テープで固定していると思います。
この場合、無理に剥がしてしまうとコンクリート部分を痛めてしまうことがあります。
防水加工が剥がれて雨漏りの原因にもなるので無理やり剥がすのは推奨しません。
もし簡単に剥がれそうにないようであれば、業者に相談するのもアリです。
人工芝を剥がした後は掃除をしましょう。
コンクリートの場合、一面に苔が生えていることがあるのですが、これは、人工芝がどんなに透水性が高いとしても、直射日光が当たらず湿度が高い環境に置かれたせいです。
そういう場合は、高圧洗浄機を利用してきれいにしましょう。
コンクリートでなくても充填剤や抜けた芝が散らかるので、きれいに掃除しておきます。
地面に敷いていた人工芝を交換する場合には、下地材を追加する必要があります。
施工時に整地したとしても、時間が経てば雨や踏みしめられることが原因になり、劣化してしまうため、新たに人工芝を敷くなら整地も新たにすることが必要です。
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人工芝の処分から剥がし方までご紹介しました。
地面に敷いた場合には比較的簡単に剥がすことができますが、コンクリートに接着した場合やベランダ・屋上など防水加工されている場所に施工した人工芝を剥がす場合にはコツが要ります。
無理に剥がしてしまうと下地を傷つける可能性があるので、不安があるなら業者に依頼しましょう。
また、業者によっては剥がした人工芝を引き取って処分してもらえるので、自分でゴミに出すことなく楽に処分することができます。
コンクリートに施工した場合や、充填剤を使っている場合などは、業者に処分を依頼するのをおすすめします。
また、人工芝を交換する場合は整地作業も必要になるので、まとめて依頼すると良いでしょう。