コロナ禍で出かけられないときに注目されたのが「ベランピング」です。
自宅でキャンプを手軽に楽しむものですが、具体的にどんな事をすればいいのかわからない方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、マンションや一軒家で出来るベランピングのコーディネート例をご紹介していきます。
オススメアイテムや楽しみ方・注意点もご紹介するので、参考になさってみてください。
ベランピングとは、「ベランダ」と「グランピング」を合わせた言葉です。
ベランダでグランピングをするという意味ですね。
グランピングとは「グラマラス(豪華な)」と「キャンピング」を組み合わせた造語です。
テント設営やバーベキュー道具などを準備しなくても、気軽にキャンピング体験を楽しめるもので、設営の大変な経験をしなくてもキャンプを楽しみたいという方に人気です。
ベランダで気軽にキャンプ体験をするベランピングは、自宅でキャンプを行えるので準備が少なく、誰でも簡単に楽しむことができます。
「ベランピングをやってみたい!」と思っても、見本が無いと参考にできませんね。
今回はマンションのベランダでベランピングをしている例と、一軒家で行っている例をご紹介します。
引用元:https://roomclip.jp/photo/sz49
イスや小物をキャンプ用にすることでベランピングを楽しんでいる例です。
緑があるとアウトドア感が増すので、人工芝や植木鉢が良い味を出しています。
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ベランダで夕飯を食べるだけでも特別感があって素敵ですね。
キャンプ用のチェアやテーブルなら後片付けも簡単です。
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ベランダにウッドタイルと芝タイルを敷いてベランピングスペースにしている例です。
サンシェードのおかげで暑い日差しを遮って快適に過ごせそうです。
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夜の雰囲気が素敵なベランピング。
人工芝を敷くことで一気にアウトドア感を出しています。
ベランピングであると本格的になるアイテムをご紹介します。
キャンプと言えばテントですね。
ベランダはスペースに限りがあるので小さめのものがおすすめです。
ペグで固定する必要がない「ポップアップテント」なら簡単に設営できてしまいます。
UVカット機能があれば夏でも日焼け対策に有効です。
キャンプ気分を味わいながら飲食をするならテーブルは必須です。
キャンプ用のテーブルなら折りたためるので、使わないときは仕舞って置けるのも◎。
チェアもキャンプ用の物を揃えれば雰囲気が出ますし、ゆっくりくつろぐことも可能です。
イスに座ってゆっくり読書をしたり、自宅のインターネットで映画を見たりするのがおすすめです。
ベランダの床は固いので、クッション性があるレジャーシートがあると快適に過ごすことが出来ます。
ベランダの床に直接物を置くのは衛生的に気が引ける上、テーブルの上のスペースは限られてくるので、レジャーシートがあると便利です。
ピクニックのようにレジャーシートの上でお弁当を食べるのも良いですね。
寝転がってお昼寝すればよりリラックスできます。
夕方から使えるアイテムがランタンやガーランドライトです。
ベランピングで使うなら充電式や電池式のもので十分です。
ガーランドライトは光っていない昼間でも雰囲気を出すことができます。
光に虫が集まってきやすいので、虫よけは必須になります。
日差しよけとしておすすめなのがシェードです。
パラソル型の物を選べばおしゃれなカフェのような見た目にすることができます。
テントと違って、中に入らなくても日差しが避けれるほか、目隠しになるので周囲の目が気になる方にもおすすめ。
雨よけにもなるので、急な雨でもキャンプ道具をそのままにしておけるのも便利です。
ベランダをアウトドア空間にしたいなら人工芝がおすすめです。
人工芝は人工的に作られた芝生で、設置も簡単、敷きっぱなしにできるので片付けがいりません。
最近の人工芝は見た目がリアルで、本物のように見えるものが多いので、安っぽくならない点もおすすめです。
ベランピングとして使用するだけでなく日常使いもできるので、一回きりにならないのも良いところです。
クッション性もあるので、素足で上がっても気持ちいいので、硬いベランダの床に敷くのにはうってつけです。
こんな希望をお持ちの方は是非人工芝を使ってみてください。
ベランピングはやるだけでも非日常を楽しむことができます。
メインとしてベランピングを楽しむ方法をご紹介します。
食事は朝昼晩どれでも楽しめます。
朝ならホットケーキやフレンチトーストでちょっとリッチな朝食を楽しむことができますし、昼ならピクニック気分を味わうことができます。
夜ならゆっくり暮れていく時間を味わいならお酒をたしなむのも楽しそうですね。
自宅のキッチンで料理を用意して、食べるときだけベランダに出れば良いので、気楽にできるのも良い点ですね。
食事を楽しむだけでなく、作ることも楽しむことができます。
ホットプレートやカセットコンロでキャンプ飯を作ってみるのはいかがでしょうか。
いつもより豪快でアウトドアならではの楽しみ方ができます。
何もしない時間をベランピングで過ごすのも良いでしょう。
ゆっくり昼寝をするのもよいですし、読書をしたりするのも落ち着いた時間を過ごすことができます。
自宅なので、インターネットが使えたり、家の様々な家電を使えたりします。
テレビをベランダ側に向けて映画を楽しむこともおすすめです。
楽しいベランピングにも注意点があります。
注意点をよく読んで、気を付けてベランピングをしましょう。
マンションの管理規約を確認し、ベランピング等の行為が禁止されていないか確認しましょう。
マンションのベランダは共有部分とされていることがあり、分譲マンションでも持ち主のスペースではないことも多いです。
ベランダの避難器具のそばに物を置いたり、景観を損ねるような物を置いたりする行為、火気の使用などは禁止されていることがあります。
管理規約を確認して、不明点があれば管理会社に問い合わせた方が無難です。
規約を守らなかったことで注意を受けることもあるので、まずは管理規約を確認しましょう。
もしもの場合に備えて避難経路を塞がないようにしましょう。
火事や地震が起きた時に、すみやかに避難できなくなってしまいます。
ベランピングで使ったキャンプ道具は毎回片付けるか、避難経路のそばに物を置かないように注意してください。
住宅地では人の話し声などは意外と響くものです。
ベランダで大きな声を出して近隣の方の迷惑にならないように注意しましょう。
特に夜間は声が響きやすくなるので、21時以降のベランピングは行わないようにするのがベストです。
また、ベランダでバーベキューなどをすると煙や臭いが出てしまい、近隣の方の洗濯物に付着してしまう恐れがあります。
煙や臭いが出るものは避けた方が良いでしょう。
ベランピングでは火気を使用するのはやめておきましょう。
煙が出ることで火事と勘違いされ、近所の方が通報してしまう可能性もあります。
また、万が一、焚火やバーベキューコンロを倒してしまった場合の被害は大変なものになりますので、もしものことを考えて止めておくことが無難です。
普段はベランダの手すりに手が届かない子供でも、ベランピングのために設置したイスやテーブルに上がってしまえば簡単に手すりを超える高さになってしまい、とても危険です。
子供がいる家庭では、ベランピング中は絶対に子供から目を離さないようにしましょう。
ベランピングのコーディネート例やおすすめアイテム、楽しみ方と注意点をご紹介してきました。
ベランピングは自宅で簡単にできるキャンプですが、近隣の方の迷惑にならないように注意しなくてはなりません。
ルールを守ってベランピングを楽しみましょう。