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人工芝は変色する?変色する原因と予防、対処法

人工芝の良いところは、天然芝のように冬場に枯れたり、変色せずいつも青々としていることです。

しかし、そんな人工芝も変色してしまうことがあります。

今回は人工芝が変色する原因と予防、対処法を解説していきます。

いつまでも綺麗な人工芝を保ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

人工芝の変色の原因は紫外線

人工芝が変色してしまう最大の原因は紫外線です。

紫外線は太陽光によるのもがほとんどで、人工芝が変色してしまうのも太陽光によるものなのです。

極端に日光が当たる場所などで使用すると、色褪せて人工芝本来の美しい緑色が損なわれやすくなります。

庭全体にまんべんなく日光が当たれば全体的に劣化していくので気付きにくくはなりますが、建物や周囲の遮蔽物の形によっては日向・日陰ができるため、色あせがまばらにできて目立ってしまうことがあります。

芝丈まで短くなっているなら高温が原因

人工芝の変色と同時に芝丈まで短くなっていたら、紫外線ではなく高温が原因かもしれません。

熱によってストレート芝が縮んでしまい、茶色のクリンプ芝が目立つことで、周囲と色が違って見えているのです。

一部分だけ変色してしまう原因は、太陽光が窓ガラスに反射・屈折して、1点に集中することです。

その部分だけ高温になることで、まばらに人工芝が変色している可能性があります。

虫メガネで太陽光を集めると紙を燃やすことができますが、これと同じ原理で人工芝も高温にさらされている可能性があります。

変色してしまった人工芝は敷き直しするしかない

残念ながら、変色してしまった人工芝を元の色に戻すことはできません。

美しい状態に戻したい場合は、敷き直しが必要になってきます。

人工芝の敷き直しは、まず元の人工芝を剥がし、下地を整え直します。

その後また人工芝を敷く、という手順になっているので、初めて人工芝を敷いた時と労力がほとんど変わりません。

紫外線・高温を予防するには?

人工芝の敷き直しは大変です。

変色による敷き直しを防ぐためにも、人工芝の変色の原因となる紫外線・高温を予防する方法をご紹介します。

ぜひ実践してみてください。

予防法1:UVカット加工している製品を選ぶ

人工芝を選ぶ段階でUVカット加工されている人工芝を選ぶと良いでしょう。

紫外線による色褪せを予防できるので、おすすめです。

また、人工芝は大きく分けてポリプロピレン・ポリエチレン・ナイロンの3種類の素材が原料になっていますが、中でもポリプロピレンは熱や紫外線に強いという特徴を持っています。

その分高価になってしまうので、値段と機能を兼備しているポリエチレンもおすすめです。

予防法2:グレースケールテストを実施している製品を選ぶ

グレースケールテストという耐候性テストを実施している製品を選びましょう。

グレースケールは「色落ちしているかどうか」を数値化した評価基準で、5~1までの基準があり、5に近い方が色落ちしにくいという評価になっています。

FIFA基準だとグレースケール3以上となっているので、FIFA認定工場製なら最低でも3はクリアしていることになります。

なるべく5に近い製品を選ぶと耐候性が高いのでおすすめです。

予防法3:日よけやシェードをつける

太陽の照り返しによる高温被害を防ぐためには、日よけやシェードを窓に付けてあげましょう。

太陽光を遮るようにすれば、日光が人工芝に反射することもないので安心です。

また、同時に目隠しにもなるのでおすすめです。

予防法4:デッキを取り付ける

太陽光の反射が当たる場所を調べて、人工芝に当たらないようにデッキを取り付けるのもおすすめです。

人工芝とデッキの施工順はデッキが先になりますので、人工芝を敷く前に調べておきましょう。

お庭がおしゃれになりますし、人工芝の変色を防げて一石二鳥です。

紫外線・高温以外の人工芝の変色原因

紫外線・太陽光の照り返しによる高温の他にも、人工芝が変色してしまう原因がいくつかあります。

原因1:食べこぼしや飲みこぼし

食べこぼしや飲みこぼしを放置していると汚れによって変色が起こってしまいます。

人工芝の上でバーベキューやピクニックなどは憧れだと思いますが、食べ物をこぼしてしまった、飲み物を倒してしまった場合には放置しないでくまなく掃除をしましょう。

濡らした布などで拭けば大丈夫です。

もし油などこびりつきが強い時は、中性洗剤を染み込ませた布などで拭くのがおすすめ。

また、人工芝は水洗いもOKなので、そのまま丸洗いしてしまっても問題ありません。

ちなみに、そもそも人工芝の上で炭火を使ったバーベキューは、人工芝に火があたって溶けてしまう可能性があるのでできる限り止めましょう。

ホットプレートを使用した焼肉などがおすすめです。

原因2:除草剤・殺虫剤

除草剤や殺虫剤も人工芝の変色の原因になります。

人工芝はそのままでも防草の役目がありますので、もし雑草が生えてきても生育が良くないヒョロヒョロの草が生えてきます。

生える範囲も狭いので、おっくうではありますが、除草剤を使わずにそのまま抜いてください。

また、正しく人工芝が敷けていれば虫もあまり出ないはずです。

もし人工芝を敷いたのに雑草がたくさん生えてくる、虫が大量に出てくる場合、下地が正しく施工されていない可能性が高いです。

この場合も人工芝の敷き直しをおすすめします。

施工前に使用する人工芝をしっかり見極めよう!

人工芝の変色原因と、予防方法などについて解説してきました。

人工芝の変色の主な原因は、紫外線と、日光の照り返しによる高温です。

紫外線による色褪せは年月の経過に伴って徐々に出てきます。

きちんとした人工芝なら7~10年は持つので、この年数あたりで色あせが目立ってきたら、敷き直しの目安にしましょう。

日光の照り返しによる高温は、きちんと対策すれば防げます。

「照り返しくらいで人工芝が溶けてしまうの?」と思うかもしれませんが、日光の照り返しによる高温は80℃にもなることもあります。

対策をして綺麗な人工芝を保ちましょう。

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