人工芝施工で必ず必要なピンの打ち込み。
ピンを打ち込むのにもちょっとした工夫があります。
今回は人工芝施工のピンの打ち込み方についてご紹介します。
人工芝施工には角が四角のU字ピンを使用します。
U字ピンは地面に刺さるピンが2本あるので地面にしっかり固定されます。
角が丸くなっているピンは足を引っかけて躓く恐れがあるので、必ず四角のピンを使用しましょう。
鉄の色がむき出しのものよりも緑にコーティングされているものの方が、人工芝に馴染んで見た目にもよく、錆びにくいのでおすすめです。
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人工芝に打ち込む時、ピンは基本的に50cm間隔で打ち込みます。
1m×1mの人工芝に打ち込むとすると9本必要になるので、1㎡に9本必要になると考えてください。
施工する面積×9本で大体必要になるピンを計算して、施工中に足りなくなることが無いように事前に準備しておきましょう。
とはいえ、人工芝の継ぎ目は2枚をまたいでピンを打ち込むので、実際に使う本数は計算したよりも少なくなるでしょう。
人工芝の前に防草シートを敷き込みますが、防草シートは1m間隔でピンを打ち込みます。
めくれたりしないか心配かと思いますが、防草シートの上から人工芝を重ねて固定するので、こちらは広めの間隔で問題ありません。
人工芝同士の継ぎ目は5mm隙間をあけます。
隙間をあけないと芝が重なって盛り上がり、継ぎ目がわかりやすくなります。
いかにも敷物感が出てしまうので、少しだけ隙間をあけるのがコツです。
人工芝の耳(端の部分)を切ることで合わせやすくなるので、事前に切っておきましょう。
ピンをいざ打つとなると一気に打ち込んでしまいたくなりますが、まずは芝の高さ以下まで打ち込んでいったん止めます。
このまま最後まで打ってしまうと芝を巻き込んでピンが目立ってしまいます。
芝をめくってピンの下から芝を出しておきましょう。
ピンを最後まで打ち込んで固定したら芝を整えて、ピンが目立たないようにして完成です。
ピンを打っていると地中の石などの障害物にぶつかって根元まで打ち込めないことがあります。
その場合は斜めに打ち込んだり、ちょっと場所をずらしたりして障害物を避けて打ち込みましょう。
50cm間隔はあくまで目安です。
障害物に当たった場合は臨機応変に対応してください。
人工芝に打ち込むピンは基本的に50cm間隔で良いですが、人が通りやすいところ、例えば庭の入り口などは25~30cmくらいに間隔を狭めると良いでしょう。
ピンの役割は人工芝がめくれないように固定することです。
めくれる原因は風など自然的な要因の他に、人が足を引っかけることも原因になります。
何より足を引っかけて転ぶと危険ですから、人が通りやすいところではピンの間隔を狭くしてしっかり固定することをおすすめします。
ですが、50cm間隔でも十分固定されるのであまり神経質になる必要はありません。
U字ピンを施工面積×9本用意すると必ず余るので、余ったピンを打ち込むと良いでしょう。
転倒のリスクを減らすために、人が通りやすい場所はピンの間隔を狭くする方が良いことを紹介しましたが、それなら人工芝全体も間隔を狭くして打った方が良いのでは?と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ピンの間隔を狭くすると次のデメリットが発生します。
①大量のU字ピンが必要になる
②打ち込むのに時間がかかる
③雑草が生えるリスクが高まる
ピンの間隔を狭くするとその分必要になる本数も多くなり、打ち込むのにも時間がかかってしまいます。
意外と力がいるので何本もやっていると腕がパンパンになるので大変です。
そして、ピンを刺すとそこに穴が空きますね。
雑草は日光が当たる場所に生えてくるので、穴が空いているとそこから生えてきます。
ちょっとした穴なので、雑草もそう強くはないので抜いてしまえば良いですが、たくさん空いている分リスクが高くなります。
こうしたデメリットを考慮すると50cm間隔が適正なのです。
人工芝施工におけるピンの打ち方、コツをご紹介しました。
基本は50cm間隔でOKですが、人が出入りしやすいところは間隔を狭くして転ぶリスクを下げましょう。
あまり神経質にならなくても大丈夫ですが、固定だけはしっかりしてください。
足を引っかけて転倒するリスクもありますし、風で飛んでめくれると危険です。
敷くだけでなく、ピンで固定して仕上げましょう。
コンクリートの上などピンで固定できない場合は専用の接着剤や両面テープを使用して固定してください。