自宅の庭に念願の人工芝を設置したものの、なんとなく水はけが悪いように感じるという方は、この記事を参考にして対応してみてください!
人工芝を設置した後に水はけが良くないと、実際にどのような問題が起こるのかについて説明していきます。
雨が降った後に必ず人工芝の決まった場所に水溜りができるという現象が起こることがあります。
これは、人工芝の水溜りになっている部分の下の地面が凹んでいる場合や人工芝に透水穴が空いていないという場合に起きやすいです。
また、雨が降った後に水溜りはできないものの、人工芝がジメジメと湿っているという状態が続くこともあります。
これは、人工芝の下の土壌が影響していると考えられます。
その他に、ひどい場合は人工芝にカビが生えたり臭いがするようなことも起こります。
このように、水溜りやジメジメ、カビ、臭いなどがある、、
といった場合は人工芝の水はけが悪い可能性を疑ってみてください。
人工芝の水はけが悪いときに考えられる代表的な原因には、次の5つがあります。
下地の土が粘土質の場合は、人工芝の水はけが悪くなる原因になります。
粘土質の土は、雨が降った後になかなか乾きにくく、少しでも凹みがあるとそこに雨水が集まり、水溜りになってしまいます。
ですから、粘土質の土の上に人工芝を設置してしまうと、水はけが悪くなり水溜りができやすくなってしまうのです。
下地の土の保水性が高い場合も、人工芝の水はけが悪くなる原因になります。
保水性が高い土とは、田んぼや園芸用の土のことです。
以前田んぼだった土地に家を建てた場合や、ガーデニングに使っていた庭だった場合は、下地の土の保水性が高いことがよくあります。
保水性の高い土は、雨が降った後に水分を蓄えやすいため、いつまでも湿っていてジメジメとしたり、その湿気が原因でカビが生えたり、臭いがしたりする原因となってしまいます。
これはDIYで人工芝を設置した場合に起こりやすいことですが、下地の整地作業がうまくできていない場合には水はけが悪くなります。
下地の整地作業の際に、地面の凹凸をならして平らにして水溜りができないようにするのですが、DIYで行う場合は特に整地作業が不十分となりやすく、水溜りができたり水はけが悪くなることがありますので注意が必要です。
これはコンクリートの上に人工芝を場合によく起こることですが、コンクリートは地面とは違い水を吸収しません。
そのため、そういった場合には、勾配をつけて高い方から低い方へ水を流す必要があります。
しかし、まれにコンクリートに勾配がついていないことがあり、このような場合は、雨水が行き場をなくして水溜りになり、水はけが悪くなってしまうという現象が起こりやすくなります。
透水穴とは、人工芝の裏面に空いている水抜き用の穴のことですが、この透水穴が空いていなかったり透水穴が小さすぎる場合も、水はけが悪くなります。
人工芝の水はけの悪さを改善する方法は次の通りです。
下地に粘土質の土や保水性の高い土が利用されている場合は、土壌を改善する必要があります。
具体的には、水はけのよい川砂などの下地材を入れて水はけが良くなるような土壌に改善します。
川砂とは名前の通り川から採取した砂のことで、水はけや通気性に優れているので、川砂を人工芝の下地として利用すると水はけによるトラブルを防ぐことができます。
しかし、川砂だけだと地面をしっかりと固めることができない場合があり、経時変化によって凹凸ができてしまうことがあります。
そういうった場合には、川砂の下に石を細かく砕いた砕石を入れるのが有効です。
人工芝といっても様々な商品が販売されているので、より排水性の高い人工芝に変えるという方法もあります。
ホームセンターやネットショップなどで見かける安い人工芝の中には、透水穴が空いていないものがあるようなので、人工芝を購入する際は必ず透水穴が空いていることを確認する必要があります。
なお、人工芝の裏地がゴムではなく不織布でできているものは、透水穴がなくても、元々水はけが良くなっています。
下地に傾斜をつけることができれば、水分は高い方から低い方へ流れていくので、水はけも良くなります。
下地の土壌を改善したり、人工芝を変えたり、勾配をつけたりしても水はけがよくならない場合は、暗渠排水や雨水浸透桝を利用するという方法もあります。
ここでは、人工芝の水はけが悪いときに考えられる原因と改善方法について解説しました。
水はけの悪さの改善方法は現場の状況によってケースバイケースとなりますので、自分の手に負えないような場合は、人工芝設置の専門業者に相談することをおすすめします。
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