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人工芝でペットにアレルギーが出ることはあるの?

メンテナンス不要で簡単に芝生を楽しめる人工芝。

緑の芝は見た目も良いですし、自然に近い環境でお子さんやペットを遊ばせることができます。

また、設置が簡単でお庭だけでなく室内にも敷けるため、ペットの飼育環境を綺麗にすることもできます。

ですが、天然芝と違い人工的に作られているものなので安全性に不安がある方も多いはず。

この記事では、そんな安全性の中でもアレルギーについて、人工芝によってペットにアレルギー症状が出るのかについて解説していきます。

 

※人のアレルギーに関しては、「人工芝は危ないって本当!?アレルギーや健康上のリスクはあるのか」でまとめて解説してますので、そちらを参考にしてください!

 

人工芝でペットにアレルギー症状が起きる事はほとんどない!

結論から言えば、人工芝でアレルギー症状が起きる事はほとんどありません。

なぜなら、人工芝の芝部分はプラスチックで作られているためです。

プラスチックといえばペットボトルや歯ブラシにも使われている一般的な素材。

ペットボトルや歯ブラシでアレルギー症状が出る、という方はいらっしゃらないのではないでしょうか。

また、市販されている犬や猫などのおもちゃにも大体はプラスチックが使われています。

プラスチック製品でアレルギー症状が出ないのと同じく、人工芝でもアレルギー症状が出ることは無いので、安心して使うことができます。

💡ラテックスアレルギーだけ注意が必要

人工芝でアレルギー症状が起きることは「ほとんどない」と説明しましたが、稀に症状が出ることがあります。

それは「ラテックスアレルギー」の場合です。

人工芝の裏面や充填材として使われるゴムチップは天然ゴム素材を使用しているので、ラテックスアレルギーの方は注意が必要です。

しかし、通常に使っていて裏面に触れることはほとんどありませんし、ゴムチップの充填材を使用するのはサッカーグラウンドなどスポーツ用の場合です。

家庭用では充填材は珪砂を使ったりしますが、ノンサンド人工芝なら珪砂も使用しません。

こんな症状は注意!アレルギーの症状と代表的なアレルゲン

そもそもアレルギーとは何でしょうか。

アレルギーとは、「免疫学的な機序によって体に症状が引き起こされる」ことを指します。

私たちの体には「免疫」という病気を引き起こす異物(例えば、ウイルスや細菌など)から体を守る仕組みがあります。この仕組みが、ある特定の異物(ダニやスギ花粉、食物など)に対して免疫が過剰に反応して、体に症状が引き起こされることを「アレルギー反応」といいます。

引用元:アレルギーポータル「アレルギーについて | アレルギーとは」

人工芝でアレルギー症状が出ることはほとんどありませんが、人だったら使用していて皮膚にかゆみが出たり、咳やくしゃみが止まらない、、、なんて症状が出たら他の原因があるかもしれません。

また、ペットの具合が悪い場合も人工芝が原因だと決めつける前に、他にアレルギーがないか原因を探りましょう。

ペットのアレルギー症状と代表的なアレルゲン

ペットの中でも犬のアレルギーについて説明します。

人のアレルギーは、くしゃみや鼻水、目のかゆみのイメージが強いと思いますが、犬の場合は主に皮膚のかゆみが症状として出るようです。

次のような症状が1週間以上続いたり、季節やイベントによって良くなったり悪くなったりを繰り返していたらアレルギーの可能性が高いです。

・体を痒がって良く舐める

・皮膚が赤くなっている

・耳を痒がっている、耳が汚れやすい

・目が赤くなっている

・ウンチがゆるくなっている

犬のアレルギーで最も多いのは「アトピー性皮膚炎」で、ダニや花粉が原因で引き起こされます。

春や秋の特定の時期にお散歩に行って体が痒くなったら何か花粉アレルギーがあると考えていいでしょう。

遺伝的に特定の犬種に多く発症するので、ペットが当てはまっていないか確認するのも大切です。

また、「食物アレルギー」は「アトピー性皮膚炎」と併発しやすいです。

「ノミアレルギー」は季節や地域によって発症頻度が変わりますが、室内では通年生息していることも。

動物病院でアレルギー検査をしてくれるので、症状が出ていたら検査しましょう。

ペットの誤飲には注意が必要

人工芝にアレルギーの心配はありませんが、ペットを人工芝のある庭で飼ったり、遊ばせたり場合、注意しないといけないのが誤飲です。

芝は抜けにくく作られていますが、強い力を入れればどうしても壊れてしまいます。

プラスチックなので自然に消化されることはなく、フンに混ざって出てくることがほとんどですが、飲み込んだ破片が大きければ食道や胃を傷つけないとも限りません。

人工芝を使っても大丈夫なペットと、そうでないペットがいるので、注意する点を紹介します。

犬猫は噛み癖が無ければOK

犬や猫はたまに草を食べたがる時があります。

見た目が天然芝と変わらない人工芝も食べてしまわないか心配ですよね。

ですが、犬や猫はあまり目が良くなく、草かどうかを色で判断するというより臭いで判断しています。

さすがに見た目は本物に近いですが、臭いまでは再現していないので、臭いで食べ物ではないと判断するのがほとんどです。

それでも噛み癖のある個体は人工芝を噛んで壊してしまう可能性があります。

もし、噛み癖がある、カーペットなども破壊してしまうことがあるのであれば、人工芝は避けた方が良いかもしれません。

人工芝のドックランもあるので、自宅に施工する前にそうした場所で慣らしておく、というのも手です。

ウサギは向かない

ウサギはなんでもかじってしまう子が多いです。

人工芝もかじってしまう可能性が高いのでウサギの飼育に人工芝はおすすめはできません。

もちろん性格は様々なので、人工芝でも安心して遊ばせることができる個体もいるかもしれません。

万が一のことを考えて目を離さないようにしましょう。

インコは鉛中毒に注意

インコなど鳥類には、人工芝を使って自然に近い状態でエサを食べる「フォージング」ができるのでおすすめです。

ただし、ベロベロ舐めるので安全性が高いものが良いです。

芝の塗料に鉛を使用している製品の場合、鉛中毒になって命を落としてしまう危険もあります。

インコに使う人工芝は絶対に安心できる製品なのか確認してから使用してください。

アレルギーの症状が出たら検査で根本原因を探ろう

人工芝でペットにアレルギーに出るのか解説しました。

「ラテックスアレルギー」でない限り、人工芝でアレルギーが出るのはありえません。

もしアレルギーの症状が出ているなら他にアレルゲンがあるはずなので、他に心当たりがないか調べてみましょう。

何か心配事があれば、病院でアレルギー検査することをおすすめします。

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