人工芝は簡単に綺麗な芝生を演出できて便利なアイテムです。
しかし、人工芝だけの庭に物足りなさを感じる方もいらっしゃると思います。
そんな時におすすめなのがシンボルツリーです。
樹木を植えることで庭の雰囲気が変わりますし、統一感も出るので人工芝とも馴染みます。
逆に、もともと樹木が植えてある庭に、雑草対策として人工芝を敷くのもおすすめです。
木の周りを避けて人工芝を敷くことは可能なので、「雑草対策をしたいけど木が植えてあるから人工芝を敷けない」と悩んでいる方は検討してみてください。
今回は、木の周りに人工芝を施工するアイデアと施工例をご紹介していきます。
庭に樹木を植えている方、これから植えたい方はぜひ参考にしてみてください。
木の周りの人工芝の施工例
まずは、木の周りに人工芝を敷いた施行事例をいくつかご紹介します。
事例1:木のギリギリまで人工芝を敷いた事例
引用元:ワイズヴェルデ「2月 施行実績」
人工芝を木の幹ぎりぎりまで敷き込んだ施行事例です。
芝生のお庭をメインに、木が自然に生えている感じを残しています。
地面があまり見えないので、人工芝がより自然で、リアルに見えます。
事例2:木の周りを円形にくり抜いた事例
引用元:ワイズヴェルデ「2月 施行実績」
木の周りを円形にくり抜いた事例です。
天然芝でもこういった施行はよく見られますが、人工芝な分リアルさには欠けるかもしれません。
しかし、水のあげやすさには軍配が上がるので、お手入れが適度に必要な木の場合はこちらのように円形にくり抜く施行がおすすめ。
円形の部分には雑草も生えるので草むしりも必須です。
事例3:円形にくり抜いた場所に白砂利を敷き詰めた事例
引用元:ワイズヴェルデ「2月 施行実績」
円形にくり抜いた後、白砂利を詰めている施行事例です。
白い砂利は地面を隠してくれるので、人工芝と地面の境目が見えません。
リアルさを追求するのには、こういった施行がおすすめです。
また、色味的にオリーブやレモンなど常緑樹との相性がバッチリ。
白砂利の他にバークチップなどもおすすめです。
事例4:レンガで花壇を作った事例
引用元:RoomClip
レンガで花壇を作ってしまい、そこに気を植えた施行事例です。
最初から花壇を作っておけば、その部分のガーデニングは自由自在。
樹木を植えるのも良いですし、花を植えるのも良いでしょう。
場所は限られますが、自由度が高いのが魅力です。
事例5:植木鉢に木を植えた事例
引用元:RoomClip
地面に植えるのではなく、植木鉢に木を植えることで移動が可能になり、木も大きく育たないのでお手入れが楽になります。
人工芝の上に植木鉢を置く場合は、その部分の芝が寝やすくなってしまうため、定期的に位置を変えるのがおすすめです。
事例6:木の根元を石で隠した事例
引用元:RoomClip
南国風の木も、根本を石で隠す方法で一気にリゾート感が増します。
地面と人工芝の接地面を見せないことがポイントです。
夜には木をライトアップすることで一気に大人おしゃれの空間になります。
木の周りに人工芝を施工するメリット
木の周りに人工芝を施工するメリットは、やはり雑草の防止です。
人工芝自体の防草効果は高くありませんが、防草シートと組み合わせることで、庭に生える厄介な雑草が生えるのを防ぐことができます。
庭に樹木が生えていると、間を縫うようにして雑草が生えてくるので、草むしりが大変です。
また、「木の緑に目が奪われてしまって、雑草に気付かないうちにどんどん生えていって草むしりが大変になる」なんてこともあるでしょう。
そうした事態を防ぐためにも、雑草対策として人工芝は有効です。
また、人工芝は日当たりに関係なく芝生空間を作ることができるので、木が生い茂っていて日当たりが良くない庭でも、簡単に芝生を楽しむことができます。
つまり、天然芝を枯らしてしまった経験があるという方にも人工芝はおすすめなのです。
木の周りに人工芝を施工するデメリット
木の周りに人工芝を施工する場合、もちろんメリットだけではなくデメリットもあります。
まず、人工芝は一年中緑が茂っているので、季節によって見た目が変化する広葉樹とはミスマッチが起こります。
例えば冬の季節、木の葉は全て落ちてしまっているのに、芝生だけ青々としていたらちょっとおかしいですよね。
常緑樹ならミスマッチは起こりにくいので、こうした事態を避けたいなら、オリーブなどの常緑樹を選ぶと良いでしょう。
また、庭に木が生えているということは、当然落ち葉が多いくなります。
人工芝のメリットの一つに「お手入れが少ない」ということがありますが、落ち葉が多い場合はこまめに掃除をしてあげる必要があります。
通常の人工芝よりもこまめに掃除しないといけない、ということは覚えておきましょう。
シンボルツリーとは
シンボルツリーとは、庭や庭園のシンボルとなる庭木のことです。
庭という空間の中で一番目を引く点になる場所や、庭の中心となる場所に植えます。
何かの記念として植えるのも良いですし、記念樹である必要も無いので、自由に植えて大丈夫です。
庭の中心となる木であり、長い付き合いになるので、好きな庭木を選びましょう。
シンボルツリーを植えるメリットは、お庭の雰囲気に統一感が出ることです。
また、それだけではなく、目隠しとしての役割もあるので、玄関に植えれば自宅の雰囲気を演出しつつ、外からの視線を遮る効果も期待できます。
人工芝と相性のよいシンボルツリー
人工芝の庭にオススメのシンボルツリーをいくつかご紹介します。
人工芝は1年中青々としているので、どちらかというと葉を落とさない常緑樹が似合います。
ですが、定番の広葉樹も季節を感じられるのでおすすめです。
人工芝との相性や、好みなどで選びましょう。
【1】オリーブ
地中海のムードを感じさせるオリーブは、シンボルツリーとしても人気です。
白いタイルや壁、土間との相性が抜群なので、白砂利をあしらっても似合います。
地植えでも鉢植えでも楽しめるので、人工芝を敷いた後に鉢植えを置くのも良いでしょう。
鉢植えの場合はあまり大きく成長しないので、お手入れもあまり必要ありません。
【2】ニオイシュロラン
あまり聞き馴染みのない樹木ですが、洋風・南国風の庭でよく見かける木です。
ニュージーランドを原産とするキジカクシ科センネンボク属の常緑小高木で、ドラセナに似ていますが、ドラセナよりも耐寒性が高く乾燥にも強いので庭木として適しています。
常時緑の人工芝によく似合う樹木です。
【3】ハナミズキ
カラフルで大きな花を咲かせるハナミズキは、洋風・カジュアルな住宅にピッタリの庭木です。
人工芝にもよく似合います。
街路樹としても良く植えられており、丈夫で枯れにくいので一般家庭でも育てやすいです。
花を咲かせる春は、芝の緑と花が良く映えるでしょう。
【4】アオダモ
アオダモは、日本原産の落葉中高木樹で、雑木風の庭をつくるためによく利用されています。
山の雰囲気が出る自然な樹形で、他の植物を組み合わせるとより美しい庭に仕上がります。
成長速度が遅く、剪定は邪魔な枝を切る程度でいいのでお手入れが楽なのが魅力。
人気のシンボルツリーのひとつです。
庭に木が生えていると統一感がアップ!人工芝とも相性抜群!
人工芝を木の周りに施工するアイデアと施工例をいくつかご紹介しました。
庭に木があると全体の統一感が出るのでおすすめです。
また、木が生えていても、木を避けつつ後から人工芝を敷くことが可能なので、木を残しながら芝生を楽しみたい方は施工を検討してみてはいかがでしょうか。
芝生と樹木の相性はバッチリ、防草効果もあるのでおすすめです。
投稿者プロフィール
-
株式会社ワイズ・ヴェルデの代表取締役。
コンクリートの品質管理会社で技術者として働いた後、同社の新規事業である人工芝事業の責任者となる。
その後、人工芝の魅力を広めるため、2014年にワイズ・ヴェルデを設立。
最新の投稿
- コラム2024年7月23日【7つの施工事例から学ぶ】狭い庭に人工芝を施工するアイデア集!
コラム2024年7月23日狭い庭をおしゃれにガーデニングする6つのアイデア コラム2024年6月18日庭にレンガを敷くことによる雑草への効果は?施工例も紹介 施工事例2024年6月10日施工実績アルバム2022 PART3