庭や畑、空き地などの維持管理に欠かせない草むしりですが、自分で行うには時間と労力がかかります。
そこで便利なのが、草むしりを業者に依頼する方法です。
しかし、業者に依頼するとどれくらいの料金がかかるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、草むしりサービスの料金相場や料金が決まる要因、費用を抑えるコツについて解説していきます。
草むしりを業者に頼んだ時の料金はどれくらい?
草むしりを業者に頼んだ時の料金は、頼んだ業者と、作業するエリアの広さや草の量、地域によって、大きく異なります。
草むしりは、草刈りと違い、根っこの部分から引き抜くため、ほとんどの業者が手作業で行っています。
そのため、機会を用いて作業をする草刈りに比べて、単価が高くなりがちです。
また、頼む業者によっても料金に差が出てきます。
たとえば、草むしりの専門業者だけでも、2,000円~9,000円/10㎡(6畳くらい)と、大きな差があります。
造園業者に頼むと、15,000円~30,000円/1日、あるいは2,000円~3,000円/1時間くらいが相場です。
しかし、シルバー人材センターに頼むと、1,500円前後/1時間と格安になります。
草むしりの料金はどのように決まる?
専門業者に頼む場合、草むしりの料金は、基本的に、面積と作業にかかる時間、そして草丈の高さで決まります。
それぞれ解説していきます。
【1】面積
業者が面積で草むしりの値段を設定している場合は、だいたい「1㎡~10㎡(または1坪)あたり○○円」、あるいは「〇㎡(または〇坪)まで○○円」という設定をしています。
そのため、草むしりが必要な庭や空き地などの土地の広さをあらかじめ把握しておくことが大切です。
とはいえ、正確に測ることは難しいため、土地の全体の面積から家の面積分を引いて、庭の面積を計算するのも一つの方法です。
【2】作業にかかる時間
業者が草むしりの値段を作業する時間で決めている場合は、「作業員1人当たり1時間○○円」という設定になります。
草むしりを依頼する場所の面積が狭い場合は、面積で計算するよりも、時間で計算した方が安くなる場合があります。
一方、草むしりを依頼する場所が田んぼや畑、農地など面積が広く、作業員を何人も雇う必要がある場合は、作業にかかる時間で計算すると高くつく場合があります。
草むしりを依頼する場所が広い場合は、面積や草丈の高さで値段を設定している業者の方がおすすめです。
【3】草丈の高さ
一般的に、草丈の高さが高ければ高いほど、値段が上がります。
なぜかというと、草丈の高さが高いほど、草が土に深く根付いている場合が多く、時間と労力がかかって困難だからです。
例えば、雑草の高さが50㎝以下の場合は、1㎡あたり150円程度なのが、100㎝までの場合は160円程度、150㎝までの場合は170円程度と、だんだん高くなります。
草丈の高さが高い場合は、面積で料金が決まる業者に依頼するのがおすすめです。
草むしりの料金を抑える3つのコツ
草むしりの料金を抑えるコツは、以下の3つです。
【1】相見積もりをとる
草むしりサービスを利用する際、費用を抑える第一のコツは、複数の業者から相見積もりを取ることです。
草むしりの料金は、地域や業者によって大きく違ってきます。
そのため、1つの業者だけに頼らず、少なくとも3~5社は比較検討しましょう。
それぞれの業者には同じ条件で見積もりを依頼し、提案内容やサービスの質、対応の速さや良さなども総合的に評価することが大切です。
その際に重要なのは、見積もりの内容をきちんと確認することです。
交通費や除草剤、処分費用など、何が含まれているかしっかり確認しましょう。
このプロセスを通じて、最もコストパフォーマンスに優れた業者を見極めることができます。
【2】処分費用を確認する
草むしり作業後の処分費用は、見積もり時に確認すべき重要なポイントです。
多くの場合、草むしりの料金には処分費用が含まれていないことがあります。
そのため、事前に処分費用が別途必要か、含まれているのかを明確にしておくことが大切です。
なぜなら、処分に関する費用を把握しておくことで、後から予想外の追加料金が発生することを避けられるからです。
ちなみに処分費用は業者によって異なり、800円~3,000円と大きな差があります。
雑草は可燃ごみとして処理できるので、少しでも費用を抑えたい方は、自分で処理すると良いでしょう。
【3】家の近くにある業者に依頼する
家の近くにある業者に依頼することも、草むしりの料金を抑える有効な方法の一つです。
一般的には、業者が現場に移動するためにかかるガソリン代や、作業中の駐車料金が別途必要になります。
地元の業者は、移動にかかる時間やコストが少ないため、その分、サービス料金を低く設定できる可能性が高いです。
また、地域に根ざした業者は地元の環境や植生に精通しているため、より効率的かつ効果的な草むしりを期待できます。
地元の業者を利用することで、コストパフォーマンスの高いサービスを受けられる可能性が高くなるでしょう。
草むしりに費用をかけたくない場合の解決策
草むしりに費用をかけたくない場合は、人工芝を敷くことがおすすめです。
ただし、ただ人工芝を敷くだけでは、雑草対策にはなりません。
まずすべての雑草を根元からしっかり引っこ抜き、徹底的に根絶やしにします。
その後、防草シートを隙間なく敷き、土の部分に日光が当たらないようにします。
思いがけない小さな隙間から雑草が生えてくる可能性もあるので、完全に隙間を作らないように注意しましょう。
それから人工芝を敷けば、ほぼ雑草は生えてこないと言えるでしょう。
人工芝の施工は自分でもできますが、業者に頼むこともできます。
下地作りや防草シートを敷く作業を素人が行って雑草対策をするのは至難の業です。
草むしりから解放されたい方は、人工芝施工業者に依頼して人工芝施工をするのが一番おすすめです。
草むしりの料金は見積もりを取るのが確実!
以上、草むしりを業者に頼む時の料金の相場や、料金設定、料金をできるだけ抑えるコツ、そして草むしりに費用をかけたくない場合の解決策をお伝えしてきました。
草むしりの料金は、業者によって千差万別なので、きちんと下調べして、複数の業者から相見積もりをとるのが確実です。
投稿者プロフィール
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株式会社ワイズ・ヴェルデの代表取締役。
コンクリートの品質管理会社で技術者として働いた後、同社の新規事業である人工芝事業の責任者となる。
その後、人工芝の魅力を広めるため、2014年にワイズ・ヴェルデを設立。
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