簡単手軽にキャンプをしたいと思ったら、おうちキャンプやベランピングがおすすめです。
おうちの庭やベランダを使うので、準備がほとんど必要なく、キャンプギアも最小限で済むことから、暑いなか重いものを持ってサイトまで移動する…といった手間もありません。
お庭が人工芝なら、フカフカの芝生の上でキャンプやベランピングを楽しめるので、見た目が良く雰囲気抜群です。
しかし、人工芝ならではの注意したいポイントがあります。
それはテントのペグが使えないということです。
ペグを使ってしまうと人工芝に穴が開き、そこから雑草が生えてきてしまったりして、せっかくの人工芝を痛めてしまう原因になるのです。
そこで今回はペグなしでもテントを固定できるアイテムや方法をご紹介します。
人工芝のお庭・ベランダでキャンプ・ベランピングをしたい方はぜひ参考にしてください。
人工芝を使うメリット
人工芝のあるお庭・ベランダで、キャンプ・ベランピングを楽しむうえのメリットを解説します。
1.一年中青々とした芝生を楽しめる
人工芝は天然芝と違って枯れないので、冬でもフカフカの芝生を楽めます。
テントを張ってそこでお昼寝する、という場合は、人工芝が無い場合背中が痛くなってしまいますが、フカフカの人工芝があればクッション性が高いので体が痛くなりにくいので、長時間寝転がることが可能です。
足も汚れないので裸足で過ごすことができ、お子さんがいるご家庭ではとても楽しむことができるでしょう。
そうでなくても、家と庭を行き来する際に、足が汚れないので、いちいち拭かないといけないということもありません。
2.メンテナンスが不要
人工芝は天然芝のようにメンテンナンスが不要です。
芝刈りや肥料やりなどがなく、たまにデッキでブラッシングする程度で構いません。
ノーメンテで美しい芝生を維持できるので便利で楽です。
3.お庭だけでなくベランダにも
天然芝はベランダに敷くことができませんが、人工芝であれば、お庭だけでなくベランダにも敷くことができます。
お庭が無いという方でも、ベランダがあれば雰囲気たっぷりのベランピングを楽しむことができます。
また、コンクリートの上に敷けるので、既にお庭をコンクリートで埋めてしまったという方でも芝生を楽しむことができます。
少しのスペースでも可能なので、キャンプの気分を楽しみたい方におすすめです。
人工芝を使うデメリット
人工芝をおうちキャンプやベランピングに使う際のデメリットを解説します。
1.焚火やバーベキューはできない
人工芝は火に弱いので、芝生の上で焚火やバーベキューはしてはいけません。
溶けてボロボロになってしまう可能性があります。
どうしても人工芝の上で調理をしたい場合は、背の高いテーブルの上でガスやホットプレートを使うのはいかがでしょうか。
なるべく地面から離して、炭火を使わないのがポイントです。
または防火シートの上で行うなども一つの手です。
2.夏場は暑くなる
人工芝は熱を吸収しやすいので、夏場は素足で歩けないほど熱くなります。
そのような面では夏のおうちキャンプやベランピングは向いていません。
対策として水を撒くと温度が下がるので、夏場に使う際は必ず水を撒いてから使うようにしましょう。
3.テントのペグを使えない
おうちキャンプやベランピングで雰囲気を出してくれるアイテムと言えばテントです。
直射日光を避けるためにも必要なものですが、固定するペグは人工芝に穴を開けてしまうので使えません。
人工芝に穴が開くと、そこから日光が入りこんで雑草が生えてきてしまいます。
せっかくの人工芝に穴を開けないためにも、工夫が必要になってきます。
ペグ無しでテントを固定するアイテムや方法
人工芝は天然芝と違い、一度穴が開いてしまうと元には戻りません。
また、人工芝をコンクリートの上やベランダに敷いている場合は物理的にペグが刺さりません。
キャンプやベランピングでは、暑い日差しを避けるためにテントは出来るだけあった方が良いです。
ですがテントを固定しないで使うのは風にあおられて飛んで行ってしまうので危険です。
そこで、ペグなしでもテントを固定できるアイテムや方法をご紹介します。
1.石やフェンスに結び付ける
テントのロープをペグではなく、石やフェンスに結び付けて使うと簡単に固定できます。
石はなるべく大きいものを選びましょう。
テントの四隅にあるペグを固定するループに、50㎝~100㎝程度のロープを結び付けます。
次に石を「エバンスノット」という方法で結び、石にロープをぐるぐる巻きつけて完成です。
この方法ならお手持ちのテントを、ペグを使わずに固定することができます。
しかし、お庭に石が無いという方もいらっしゃるかと思います。
そうした方は次の方法を参考にしてください。
2.重石を使う
市販されている重石を使ってテントを固定する方法です。
重石を使う方法ならテントドームテントのようなタイプからタープテントのようなものまで利用できるので、お手持ちのテントを使用することが可能です。
重石の種類は大きく分けて2種類あり、①金属・ブロックタイプ と②水・砂をいれるタイプがあります。
金属・ブロックタイプ
そのままでも重いので、置くだけで重石になるタイプです。
設置面積が大きいので、安定感があります。
プレートの重さは10~30kgなど数種類用意されているため、テントの大きさや状況(風など)によって購入するものを決めてください。
水にぬれると錆びてしまうので、使い終わったらしっかり拭いて、雨が当たらない場所に保管する必要があります。
水・砂タイプ
容器に水や砂を入れて使うタイプです。
人工芝を敷いているお庭では砂を用意できることは稀ですが、水ならすぐ用意できるのでおすすめです。
また水を入れる量で重さも調節できます。
使わないときは中身を抜いておけば軽量になるので、しまっておくのも楽々です。
持ち運びもしやすいので、おうちキャンプやベランピング以外でも使用できます。
3.ペグが必要ないポップアップテントを使う
ポップアップテントとは、骨組みに当たるフレームと本体が一体構造になったテントです。
バネ性の高いワイヤーフレームを使用しているので、畳んだ状態のものを袋から出すだけで立ち上がるなど、短時間で設営が可能です。
しまうのも簡単で、おうちキャンプだけでなくピクニックでも活躍するアイテムでしょう。
そのままでは地面に固定されていないので風に弱く、吹き飛ばされてしまうこともあるので、中に重石を置くか、重い荷物を置いておくなどの工夫が必要です。
人工芝は穴を開けずに使用しよう!
ペグなしでテントを使う方法・アイテムをご紹介してきました。
人工芝の上でのおうちキャンプやベランピングは、ムードが出てとても楽しいものです。
ペグなしでテントを固定する方法は、手軽に芝生を楽しむことができるのでおすすめです。
おうちキャンプがワンランク上に!人工芝の活用ポイントでは、ワンランク上のおうちキャンプが楽しめる活用方法をご紹介しています。
今回の記事と併せて参考にしてみてください。
投稿者プロフィール
![山田 康幸](https://wiseverde.jp/wp-content/uploads/2024/06/Screenshot-2024-06-18-at-11-13-23-ChatGPT-150x150.png)
-
株式会社ワイズ・ヴェルデの代表取締役。
コンクリートの品質管理会社で技術者として働いた後、同社の新規事業である人工芝事業の責任者となる。
その後、人工芝の魅力を広めるため、2014年にワイズ・ヴェルデを設立。
最新の投稿
コラム2024年7月23日【7つの施工事例から学ぶ】狭い庭に人工芝を施工するアイデア集!
コラム2024年7月23日狭い庭をおしゃれにガーデニングする6つのアイデア コラム2024年6月18日庭にレンガを敷くことによる雑草への効果は?施工例も紹介 施工事例2024年6月10日施工実績アルバム2022 PART3