フットサル・サッカー場は様々な種類がありますね。
土のグラウンド、芝生、体育館…等々ありますが、今回は人工芝のコートについてメリットとデメリットを紹介していきます。
「本物の芝と比べてどうなのか?」
「費用やメンテナンスは必要なのか?」
こうした疑問についても触れていきますので参考にしてください。
フットサル・サッカー場を人工芝にするメリット
フットサル・サッカー場を人工芝にするメリットは4つあります。
・天候・季節に左右されにくい
・天然芝に比べて整備費を抑えられる
・クッション性が高い
・服が汚れにくい
天候・季節に左右されにくい
屋外でフットサル・サッカーを行う場合、雨天時はグラウンドがぐちゃぐちゃになってしまうため、使用することができません。
もしコートをレンタルしていた場合、別の練習場所を探すか中止することになり、せっかくの時間が無駄になってしまいます。
しかし人工芝の場合、土や天然芝のグラウンドと違って水はけが良いので、雨が降っても問題なく使用することができます。
また積雪のある地域では雪のため天然芝がうまく育たない場合があります。
人工芝は雪に影響されることはないので、雪国で芝コートを作るとしたら人工芝がおすすめです。
人工芝は、屋外はもちろん屋内にも敷くことができるので、室内のフットサルコートに人工芝を敷くことで、本物の芝に近い環境で練習・試合をすることができます。
季節に左右されず、屋内でも緑の芝を楽しめるので見た目にも良いです。
天然芝に比べて整備費を抑えられる
天然芝のグラウンドでは定期的なメンテナンスが必要です。
そして、芝刈り、水やり、肥料やりなど、整備に時間も費用もかかります。
おまけに、土のグラウンドでもトンボがけやライン引きなど練習以外に時間を取られてしまいますよね…
一方、人工芝のメンテナンスは、落ち葉などのゴミをホウキやブロワーで取り除く、機械を使ってブラッシングする、部分的にゴムチップを補充する、で完了です。
ブラッシングは倒れた芝を起こす役割と、使っていくうちに硬くなっていく芝を柔らかくする効果があります。
落ち葉などのゴミは目立ってきた時で良いですし、ブラッシングは可能なら月に1回、年に1回でも構いません。
また、カラー人工芝を使えばラインを作れるので、いちいちライン引きをする必要がありません。
手間を省くなら人工芝が理想でしょう。
クッション性が高い
フットサル・サッカー場に使用する人工芝はロングパイルでふかふかしています。
さらに砂やゴムチップを撒いているので衝撃吸収に優れています。
フットサルやサッカーは転倒したり、ぶつかってしまったりすることもあるので、少しでも地面と衝突するときの衝撃を減らしたいものです。
人工芝は衝撃を吸収するので、ただの地面よりもケガがしにくいのが特徴。
一方で、人工芝ならではケガもあります。
こちらについてはデメリットでご紹介します。
服が汚れにくい
人工芝は砂埃が立たないため服が汚れません。
天然芝のように草の汁もつかないので、洗濯が非常に簡単です。
雨が降っても地面がドロドロになることもないので、帰ってから洗濯が億劫ということもなく、気軽にフットサル・サッカーをできる環境だと言えます。
フットサル・サッカー場を人工芝にするデメリット
フットサル・サッカー場を人工芝にするデメリットは3つです。
・摩擦でやけどをしやすい
・導入費用が高い
・10年前後で人工芝の交換が必要
摩擦でやけどをしやすい
メリットでもご紹介したように、人工芝はクッション性が高いため脳震盪などは起こしにくいです。
しかし原料がプラスチックの人工芝は熱に弱く、摩擦が加わることでやけどのような傷ができやすいです。
土のグラウンドと違い傷口が土で汚れる心配はありませんが、摩擦に関するとけがをしにくいのは天然芝でしょう。
導入費用が高い
人工芝は施工してしまえばメンテナンスが必要なく経費を抑えることができますが、導入費用は高くついてしまいます。
なぜかというと、フットサル・サッカーコートに使用する人工芝はロングパイルという毛足が長いタイプだからです。
通常よりも長いため材料費がかかりますし、砂やゴムチップでクッション性を上げる費用もかかってきます。
施工の際も水はけを良くする下地整地が大がかりになるため、導入時は高額になってしまうのです。
初めはお金がかかりますが維持費は安いので、将来への投資として考えるようにしましょう。
10年前後で人工芝の交換が必要
人工的に作られたものは永遠に使い続けることはできません。
人工芝も同じで、10年前後で交換する必要があります。
芝を剥がして、下地が悪くなっていれば補修し、また人工芝を敷くので導入時と同じく大がかりな工事になります。
普段のメンテナンスは少ないですが、10年単位で大きな整備が必要であることは理解しておいてください。
自宅の庭にフットサル・サッカー用の人工芝を敷くのは?
人工芝を庭に敷くという方も増えてきましたが、家庭用の人工芝はフットサル・サッカーには向きません。
家庭の庭用の人工芝は芝高が20~40mmのものが多いですが、サッカー用の人工芝50mm以上が適しています。
下地整地も通常よりも水はけが良く頑丈なものにしなくてはなりませんし、クッション性を上げるために砂やゴムチップも必要になってきます。
たまに遊ぶ程度なら大丈夫ですが、日常的に練習をしたいのであれば通常とは異なる施工になってきます。
劣化スピードが速まるので、庭用の人工芝でフットサル・サッカーをするのはおすすめしません。
人工芝は手がかからない分、メンテナンスの時間を練習に回せる
フットサル・サッカー場を人工芝にするメリット・デメリットをご紹介しました。
土のグラウンドや天然芝と比べてメンテナンスが少なく、雨天時でも使用できるため、今まで整備に費やしていた時間を練習に回せるのが最大のメリットでしょう。
また汚れを気にせず思いっきりプレイできることも人気です。
ある程度競技に専念したいという場合はやはり人工芝にするのがオススメです!
投稿者プロフィール
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株式会社ワイズ・ヴェルデの代表取締役。
コンクリートの品質管理会社で技術者として働いた後、同社の新規事業である人工芝事業の責任者となる。
その後、人工芝の魅力を広めるため、2014年にワイズ・ヴェルデを設立。
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